2013年7月23日火曜日

小児科研修と村立東海病院



こんにちは。地域医療型シニアレジデント2年目の堀田紗代です。
今回は、現状のご報告のため投稿します。

最初の写真は、先月までいた東京北社会保険病院の小児科のチームです。
アレルギーがご専門の先生がチームのトップだったこともあり、入院で食物負荷試験を行ったのが印象深かったです。
以前、小児外科にいた頃は、小児科の先生方がされているのを遠目で見ていました…。

また、今まで指摘されていない食物アレルギーでアナフィラキシーを起こしてしまった男の子や、
喘息性気管支炎を繰り返す1歳児など、印象深い患者さんがほかにもたくさんいます。
病棟だけでなく救急外来、予防接種、乳児健診、新生児など幅広く経験させていただきました。

 




そして今月からは茨城県の村立東海病院に来ています。


職員用の駐車場側から撮った写真です。


昨年度、台東区立台東病院で研修をしていた私にとって、初めて東京から離れた地域での研修になりました。
台東病院も場所は都内ですが地域のための病院であり、患者さんの退院後の生活や家族の思いなどを視野に入れた診療という意味で地域医療、家庭医療を実践してきました。

東海病院には、診療支援で来ているにもかかわらず、指導医の先生ができるだけ雑用はさせたくない、楽しく研修をしてほしいと言ってくださっています。
そして、整形外科の外来につきたい、内視鏡もしたいといった私の希望を全て盛り込んだ研修内容にしてくださいました。

そんな中で台東病院での経験を生かしながら、内科の基本的な事項や抗菌薬の使い方など、今まで流してきてしまっていたところを立ち止まって改めて勉強するいい機会をいただいています。

まだ来て3週間程ですが、東海病院に来てとてもいい研修をさせていただいていると思っています。
茨城の中でも北部にある東海村ですが、上野から特急で1時間半程で来れる距離です。
車でも、渋滞がなければ同じくらいの時間で来れます。

まだあまり知られていないと思われる東海病院についてもっと知っていただければうれしいです。
また投稿しますので、よろしくお願いします。



2013年7月20日土曜日

家庭医療専門医試験を終えて

湯沢の鈴木です。

7月15日に家庭医療専門医試験を受けてきました。

ひたすら書き続ける筆記試験2時間(必須5題、選択3題中2題)と、模擬患者相手に実戦さながらの外来8パターン(10分×8で途中でも容赦なく強制終了)のデスマッチでした(笑)。

出題は多岐に渡り、小児、予防接種、メンタル、高齢者の介護問題、主治医意見書、生活習慣病、日常疾患、救急外来、禁煙外来、緩和ケア、外科処置、EBMなどなど…。

普段から地域の現場で働いていないと手ごわい試験内容だったのではないかと思います。

MEQ(筆記)は、去年までは6題だったので、そのつもりで試験解いていたら、今年からなんと7題に増えていたようで、途中で気がつき、時間ぎりぎりで埋めてきました

CSA(OSCE)の方も、休日救急診療所というステーションが増えていて、電話コンサルトする設定などあり、リアルだな~と思いました。模擬患者さんの演技がとても上手で、普段の診療態度がそのまま評価される見事な作りになっていました。

何はともあれ、終わって一安心です。
吉報を信じて、日々の業務に励みたいと思います。

お読み頂きありがとうございました♪

『活動報告』 六ケ所村尾駮診療所 小林只


青森県六ケ所村尾駮診療所の小林只(医師6年目)です。初期研修を追えてすぐこの診療所に来て、今年で4年目になります。子どもも2人生まれ、仕事に家庭と大忙しです。専門は、プライマリ・ケアベースの診断とペイン(主にmuscle pain)とエコーです。


3月の投稿 http://kenshunavi.blogspot.jp/2013/03/s3-in.html
で予定していたことはすべて無事に終わりました。皆様、いつもありがとうございます。


プライマリ・ケア学会での私が講演したランチョンセミナーのレポートは、GEのHPに掲載されます。ご興味ある方どうぞ。
http://www3.gehealthcare.co.jp/ja-JP/Products/Categories/Ultrasound/Vscan#tabs/tab609E2A7DEA6F4649BB628E31AD7D7117


また、運動器エコーとポケットエコーに関してCarenet からも声がかかりました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=554891754554750&set=a.396139870429940.89902.388896457820948&type=1&theater

今後の予定としては、近いところでは、

・9月1日に、プライマリ・ケア連合学会東北支部会 in 青森でWS
「多職種連携による疼痛治療戦略~筋痛症の診断治療から複雑系まで」
で講演+ワークショップ
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=477573639003508&set=a.169686446458897.40237.100002526290154&type=1&theater


・10月17日 へき地離島救急学会:ポケットエコーによる遠隔診療システム案の演題発表するかも。

・11月2日 線維筋痛症学会:シンポジスト
・11月16,17日 MPS研究会 運動器エコー実技講演会

よろしくお願いいたします。

昨年9月には、当院の松岡所長と書籍を刊行し、そろそろ1年が経ちます。1年目の消化器内科Dr(amazonにレビューも頂きましたhttp://www.amazon.co.jp /プライマリ・ケア‐地域医療の方法‐-松岡史彦/dp/4903843246/ref=sr_1_1?ie=UTF8& qid=1371112612&sr=8-1&keywords=地域医療の方法)が開業前にトレーニングで当院に研修にいらっしゃったり、講演先でも書籍講評を頂き感謝しています。

そして、この7月には、エコーで切った 近未来(超高齢化社会)における在宅診療の書籍を刊行しました。



中外医学社HP
https://www.chugaiigaku.jp/modules/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1366
また、今年中に、論文2つと書籍1つ(muslcle painの診療指針:現在はMPS研究会会員限定公開中)を発刊予定です。painの局所治療には、もはや例外を除き麻酔薬は使用していません。MPSの治療方法は、YouTubeなどにも動画をUPしています。興味あるかたはどうぞ。
(投球肩の治療:http://www.youtube.com/watch?v=3C9MJ9Fj9iU&feature=youtu.be

私の活動に興味のある方、および一緒に研究や活動をしてみたい方、レクチャー・講演依頼(運動器エコー、在宅救急ポケットエコー、症候学、ペイン、筋痛)など、FACEBOOKで適宜UPしています。https://www.facebook.com/tadashi.kobayashi.37


私は田舎での臨床こそ、新しいことにチャレンジできる、研究もできる、と確信しています。
皆さん、田舎で一緒に楽しみましょう!!!

2013年7月15日月曜日

まちの人達と家庭医について語る

修了生の三浦です。4月から富山大学附属病院の総合診療部で勤務をしています。
富山では、まちなかの人たちと仲良くさせていただいていて、
5月にまちなかで定期的に開催されている「街の語り場」で語らせて頂く機会をいただきました。
参加者はまちなかの人たちと、医学部の学生さん、総合診療部のW先生と30人くらい集まっていただきました。

中身は家庭医ってどんなもん?というところから、
住民を巻き込んだ健康活動の話、まちづくりと医療の関わりまで幅広くお話しました。

医院よりも診療所のほうがなんでも相談に乗ってくれそう〜 という意見が出たり、
まちのなかでも独居の人たちが増えてきていて、その人達をつなげるような何かがあるといいよね〜という意見が出たり、
家庭医を富山に増やすにはどうしたら良いかな〜、そうだ!まちのひとたちと、医者の卵の人たちをつなげることをしよう!みたいな頼もしい意見が出たり、
すごく楽しい時間を過ごさせて頂きました。

これからも、まちの人達とともに医療をまちを作っていけたらなと思います。
こういうのも、家庭医の醍醐味?かもしれませんよ(^^)

2013年7月8日月曜日

約2年ぶり2回目

地域医療のススメ
後期研修医2年目の平井です

僕は今、湯沢町保健医療センターでこの7月から研修させていただいてます

約2年前の8月、初期研修医2年目のときに、
1か月こちらで研修させていただきました
当時はほとんど何も考えず、その場その場で
先生方に聞き倒しなんとかやっていました

また、週2、3回飲み歩いては新潟の日本酒を楽しんでました
かなりお気楽な感じで研修をしていたと思います

今回、後期研修医としてこちらに勤務するにあたり、
2年前と比べ成長したなと感じていただけるような
働きができるように頑張りたいと思います。

4月から6月までは東京ベイ浦安・市川医療センターの救急部で
救急研修をさせていただきましたので、
その経験もこちらで生かせるように頑張りたいです。

夏の暑さも日増しに厳しくなってきました
こちらでは「悪魔の祭典」と呼ばれている
FUJI ROCK FESTIBAL `13 も7月末にあります。

熱中症患者が多くないことを祈るばかりです。