ススメ専攻医の井上博人です。
現在、横須賀うわまち病院の救急科で研修中ですが、
伊勢志摩サミットの支援という名目で県立志摩病院へ支援へ行ってきました。
僕自身が三重県の出身なので、帰省も兼ねていたのですが、普段とは違って、
電車の中では、不審物がないか見回りの警察が定期的に巡回していたり、
駅のホームにも警察の人が何人か待機していたり物々しい雰囲気です。
警察の人たちも全国各地から応援に来られているみたいで、どこにでも警察がいる感じでした。パトカーやら装甲車やらが並んでいるような状況でした。
会場の賢島は封鎖されていて、電車では行けず、関係者と住民はパスを見せないと通れないようになっているとのことでした。
名古屋駅では、海外のメディア向けに日本の文化を紹介するブースがあり、着物を着た人や忍者がいました。
地元の駅前になぜかいるハチ公もサミット仕様です。
県立志摩病院はとても綺麗で、医局のスペースも広く、救急外来はうわまち病院より良い環境かもしれません。
夜間でも検査がきちんとできる環境でした。サミット体制で人員も揃っており、手厚かったです。
屋上にヘリポートもあり、サミット体制でドクヘリが常時待機しているとのことでした。
県外からDMATが来ていて、サミット関係者の診察などを志摩病院で行っているとのことでした。夜間の外来にも何人か患者さんが受診していました(警察関係者がほとんどとのことです)
夜間の当直支援でしたが、日勤の引き継ぎ1名と救急車が5台ほど来ました。
不慣れな場所での対応なので、スムーズには行きませんでしたが、僕が以前勤務していた市立奈良病院の看護師さんも支援に来ておられ、奈良の話などでき、楽しく仕事させて頂けました。
診察していて思った事ですが、自分の方言がカタコトになってしまうこと。もともと三重が地元なので、関西弁や伊勢弁も普通に話していたはずなんですが、うまくいかない。
六ヶ所では高齢者だと関西弁でしゃべっても伝わりにくいので、時に関西弁が混じる標準語に近い東北訛り?で話していたんですが、三重で診療しても患者さんへの対応は関西弁で話せず、変な言葉使いになってしまっていて、ぎくしゃくしてしまいました。
たまには、地元に戻って自分のアイデンティティを保つ事も必要かなと思う支援でした。
地域医療型ブログラム「地域医療のススメ」はこちらから >>